英王女名の子ザル問題、結論出ず
野生ザルの餌付けで知られる大分市の高崎山自然動物園は7日、今年最初に生まれた雌の赤ちゃんザルに誕生直後の英国王女にちなんで「シャーロット」と名付け、批判が殺到した問題で、園を管理する大分市と取り消すかどうかを協議したが、結論は出なかった。市は8日以降に英国大使館に意見を聞き、対応を決めるとしている。
市によると、メールや電話で寄せられた批判や抗議は300を超えた。一方で「取り消すべきでない」と支持する声も多くあるという。職員の木本智さん(46)は「何百頭も名付けてきたが、批判を受けたことは一度もなかった」と困惑気味に語った。
