「別れの一本杉」「王将」などのヒット曲で知られる作曲家船村徹さん（８２）の功績をたたえる記念館が２７日、栃木県日光市今市にオープン、式典が開かれた。船村さんの楽曲を歌う北島三郎（７８）らも駆け付けた。

　日光市によると、船村さんが市内の高校を卒業し、約３０年前からこの地で作曲活動していることから市が計画。道の駅「日光」の一角に目玉施設として建設した。道の駅も同時に正式オープン。

　記念館は３階建てで、船村さんの生い立ち、受賞歴などを紹介する展示コーナーや、代表曲を歌う北島や美空ひばりさんらの姿を３Ｄ映像で楽しめるシアターなどがある。

　船村さんは「生きているうちに記念館を造ってもらうなんて、聞いたときは恥ずかしかった」とあいさつ。北島は「師匠のおかげで僕たちがいる。大事なおやじだ。その記念館ができてうれしい」と話した。