アラ還サザン 10年ぶりの全国ツアー

全国ツアーをスタートしたサザンオールスターズの桑田佳祐
客席をバックに記念撮影したサザンオールスターズやサポートメンバー
2枚

 人気バンド・サザンオールスターズが11日、松山市の愛媛県武道館で10年ぶりの全国ツアー「おいしい葡萄(ぶどう)の旅」をスタートさせた。ボーカルの桑田佳祐(59)は「このアラ還バンドを見てください!!」と開会宣言。初めてファンをバックに記念撮影する演出も行った。今ツアーでは、5大ドームや日本武道館を含む11カ所23公演を回り、過去最大の50万人超を動員。今年は日本列島をサザン色に染める。

 愛媛でのライブは前回のツアー以来、10年ぶり。アラ還とは思えぬ熱量で、桑田は「帰ってきました~!!」と力強く拳を突き上げた。

 最新アルバム「葡萄」を引っさげ、新旧の36曲で酔わせる3時間半の大熱演だ。「C調言葉に御用心」「アロエ」など、会場に駆けつけた小学生の子供から60代の同世代まで幅広い客層に歌声を突き刺した。「東京VICTORY」では歌詞の「東京」を「松山」に替え、地元ファン5000人から大歓声を浴びた。

 MCでは桑田が来場者から最高齢を探し出し、69歳のご婦人に「お母さん、ありがとう」と土下座する一幕も。「心地よくライブをするのが10年後の夢なんです」と“生涯現役宣言”も飛び出した。

 この日の朝には“毛ガニ”ことパーカッショニストの野沢秀行(60)が松山城近くの東雲神社にお参りし、ツアーの成功を祈願した。メンバー全員が久しぶりのお祭りを楽しみ、ラストではステージから客席をバックに写真撮影。サザン初の試みは、この日の愛媛県武道館からツアー最後の地・日本武道館(8月17、18日)までの全公演で実施する旅の記録だ。

 アルバムタイトルに引っかけ、“ぶどう”館で幕を開け、“ぶどう”館で幕を下ろす日程に、桑田は「偶然なんですよ。人生は不思議」とおどけてみせた。

 「デビュー38年。いろいろ心配かけて来ましたけど、これからもサザンオールスターズをよろしくお願いします」とあいさつした桑田。感謝の気持ちを写真に焼き付け、全国行脚する。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス