維新の党・橋下徹最高顧問（４５）＝大阪維新の会代表＝は４日、３月の衆院本会議を欠席した際の不可解な行動が疑惑騒動に発展した、上西小百合衆院議員（３１）を大阪維新から除名すると公表した。橋下氏は次回選挙での出直し出馬を前提に辞職勧告したところ、上西氏に一蹴されたとし「２度と維新から出馬させない」と絶縁宣言。維新の党も近く厳罰処分を下すもようだ。　　　　　　　　　　

　大阪維新を除名処分となった上西氏の大阪府内の事務所は、この日、シャッターが下りたままで、上西氏も目立った動きをみせなかった。騒動がなければ選挙運動を支援するとみられた地方選候補者の事務所スタッフは「（上西氏は）いらっしゃってません。選挙中なのでご勘弁してください」と困惑した様子。上西氏側はこの日、大阪維新を通じ、国会を病欠した前日の３月１２日付の「病名：ウイルス性胃腸炎」と記された診断書を公表。

　また交際疑惑があった男性秘書が３月１３日に、実際に交際している別の女性と休暇で宿泊した京都府内の料理旅館名も公表した。