「竹鶴17年ピュアモルト」世界最高賞

 ニッカウヰスキーが製造する「竹鶴17年ピュアモルト」が、このほど行われたウイスキーの国際的コンテスト「ワールド・ウイスキー・アワード2015」(WWA)で、「ワールド・ベスト・ブレンデッドモルトウイスキー」を受賞、“世界最高賞”のブレンデッドモルトウイスキーに認定された。

 マッサンも天国でこの快挙を喜んでいるに違いない。マッサンの本名・竹鶴政孝の名を冠したピュアモルトウイスキーが、世界一の称号を手に入れた。

 17年ピュアモルトは、文字通り、17年以上熟成させたもので、深みのある香り、凛(りん)としたボディ感と、さわやかな余韻が特長。

 竹鶴17年としては2012年、14年に続いて2年連続3回目の受賞、竹鶴21年も過去4回受賞しており、竹鶴ブランドとしては7回目の受賞となる。

 竹鶴さんをモデルにしたNHK連続テレビ小説「マッサン」は終盤を迎え、本物の味を手に入れやすい価格で届けるため、新しいウイスキー作りに励んでいるところだが、半年に及ぶドラマの中で、常にマッサンが口にし続けたのが「本場スコットランドに負けん、本物の国産ウイスキーを作るんじゃ」というセリフ。数々の困難にも負けず、味にこだわり続けた竹鶴イズムが、本場を退け“世界最高”の花を咲かせた。

 受賞式に出席したチーフブレンダ-の佐久間正氏は「創業者竹鶴政孝から受け継ぐ『品質第一主義』と『パイオニア精神』をバックボーンとして、これからもお客さまに満足いただける商品を作り続け、皆さまにやすらぎと楽しさを提供してまいります」と話し、大きな拍手を浴びた。

 ニッカウヰスキーは、創業80周年、竹鶴政孝生誕120年の節目を迎えた昨年から「オールアサヒ洋酒拡販大作戦」を実施。特に竹鶴ブランドはマッサン効果で、2014年の販売数量が、前年比192%と大きく伸長。今年に入っても勢いは衰えず、1~2月の累計販売数量は前年比384%となっている。

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