野坂氏が弔辞「生まれついての小説家」

 直木賞作家で作詞家としても活躍し、昨年9月6日に死去した山口洋子さん(享年77)のお別れの会(デイリースポーツなど12社が発起人)が28日、東京・虎ノ門のホテルオークラで開かれた。生前の幅広い親交ぶりをうかがわせるように、出版界、芸能界、スポーツ界から多くの著名人が出席。山口さんに見いだされスターへの道を歩んだ五木ひろし(66)が、自身が作曲し、山口さんが詞をつけた唯一の楽曲「渚の女」を献歌するなど、約300人が別れを惜しんだ。

 2003年に脳梗塞で倒れて、現在も療養を続ける作家、野坂昭如氏(84)は弔辞を寄せ「あなたの方が若いのに、僕は弟のような感じで甘えていた」としのんだ。66年に「姫」を訪れたことを振り返り「送ってくれた手紙があまりに熱がこもっていたので、妻に勘違いされてひどい目にあった」と笑いを誘った。その後、ママと客の関係から、作家仲間となったことを「生まれついての小説家がいると思った」と称賛した。

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