ＭＡＸ、ＤＡ　ＰＵＭＰ、平愛梨（２９）、西内まりや（２１）ら芸能事務所・ライジングプロダクション所属のアーティスト９組２８人が参加した風評被害に苦しむ福島へのチャリティーライブ「ＲＩＳＩＮＧ福島復興支援コンサート」が２８日、千葉県浦安市の舞浜アンフィシアターで最終公演を迎えた。ＩＳＳＡ（３６）は「次は福島でライブを開こう」と呼びかけ、ラストはＭＡＸのヒット曲「ＲＩＤＥ　ＯＮ　ＴＩＭＥ」を合唱した。

　東日本大震災発生から３年９カ月。いまだに残る風評被害を払しょくしよう－。若手アーティストたちが立ち上がった。

　６人組女性アイドルグループ、フェアリーズが「Ｒｕｎ　ｗｉｔｈ　Ｕ」ではつらつと熱唱すると、今年ＣＤデビューしたモデル西内まりや（２１）は、未発表の自ら作詞作曲した楽曲をピアノ弾き語りで披露。バラエティーで活躍する平は山本リンダの「狂わせたいの」を歌いあげるなど、人気者がそれぞれの表現で思いを伝えた。

　イベントは、ライジングプロを創立した平哲夫社長が福島出身であることから開催。ゆべしやまんじゅうなど福島の名産品を来場者２０００人に配布、物産即売会なども行い、福島の食の安全をアピールした。夜の部には、竹下亘復興大臣やイベント開催に尽力した俳優・杉良太郎の妻で歌手の伍代夏子（５３）も駆けつけた。

　トリを取ったＭＡＸのＮＡＮＡ（３８）は「被災者のみなさんに私たちが得意な歌やダンスで微力ながら何かをしたかった」と真剣なまなざし。震災後に福島を訪れたＩＳＳＡは「触れ合うことが大事。（次は福島でのライブが）できるんじゃないかな。頑張るよ」と生の歌声を届けることを誓った。