長渕剛、紅白歌合戦に4度目の出場

 シンガー・ソングライターの長渕剛(58)が、大みそかのNHK「紅白歌合戦」に出場し、東京・NHKホールで歌うことが24日、確実になった。

 長渕は過去3度出演しているが、1990年はドイツ・ベルリン、2011年は宮城県石巻市から中継で登場。

 長渕が大みそかのNHKホールに降臨する。

 NHKは今年の目玉出演者として早くから長渕サイドと交渉し、出演が内定した。しかも、今年はNHKホールでの出演も最終調整に入っており、客席を前に、ファンの声援を直接受ける形での熱唱となりそうだ。

 中継で“参戦”した過去の紅白でも、強烈な記憶を残してきた。1990年は東西に分断した壁が崩壊した直後のベルリンで、異例の3曲を歌った。東日本大震災が起きた2011年は、石巻市立門脇小学校の校庭で「ひとつ」を独唱。鎮魂と復興への祈りをささげた。

 今年の長渕は、7月に4枚組ベストアルバム「ALL TIME BEST」を発売。8月からは同アルバムを引っさげての全国ツアーを行うなど、デビュー36年の集大成的な活動を精力的に行ってきた。その締めくくりとなる大みそかの舞台は、ナマの咆哮(ほうこう)で、大きなインパクトを与えそうだ。

 来年は、8月22日には10万人動員予定の「オールナイト・ライブin富士山麓」の開催も発表するなど、長渕にとって新たな“伝説イヤー”を迎える。紅白は「伝説の幕開け」にもふさわしいステージとなる。

 紅白の出場者は26日にも発表予定。キング・クリームソーダ、V6、乃木坂46、SEKAI NO OWARI、秦基博、May J.ら初出場組も多く予想され、長渕との“共演”も注目だ。

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