映画「卒業」マイク・ニコルズ監督死去

 米ABCテレビによると、映画「卒業」の監督として知られるマイク・ニコルズ氏が19日、死去した。83歳だった。亡くなった場所や死因は明らかになっていない。

 31年、独ベルリン生まれ。39年、7歳の時にナチス・ドイツから逃れて家族で米国に移住した。60年代に入り、ニール・サイモン(87)作の舞台「裸足で散歩」「おかしな二人」などの演出で頭角を現した。

 66年、「バージニア・ウルフなんかこわくない」で映画監督デビューし、ダスティン・ホフマン(77)が主演した「卒業」(67年)でアカデミー監督賞を受賞。アメリカン・ニューシネマを代表する監督の一人となり、「キャッチ=22」(71年)「愛の狩人」(73年)などを発表した。

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