氷川きよし、涙の武道館で27曲熱唱

 歌手・氷川きよし(37)が7日、東京・日本武道館でデビュー15周年記念コンサートを行った。白いペガサスに乗って高さ31メートルの天井から舞い降りるオープニングなどスペシャルな演出を披露し、デビュー曲「箱根八里の半次郎」から最新曲「ちょいときまぐれ渡り鳥」まで全27曲を熱唱。8000人のファンから祝福され、デビューから現在までを振り返る映像を見ながら、感極まって号泣した。

 中盤にさしかかる11曲目の直後、舞台上の大型スクリーンに活動の軌跡が映像で流れた。着替えを終えステージに登場した氷川は、じっとスクリーンを見つめたまま動けなかった。「いろいろな思いがこみ上げて」と、観客席に背を向けたまま号泣していたのだ。ざわめくファンに「すみません!」と謝る声も震えていた。

 5、10周年に続く3度目の武道館公演。15周年を祝福する8000人の「おめでとう」の声に「ファンの皆さんが見守ってくださってここまで来られた。心の底から感謝の気持ちでいっぱいです。僕には歌しかない。歌い続けて感謝を伝えていきたい。頑張ります」と、涙で感謝した。

 「明日への道」がサブタイトルの、特別な15周年記念コンサート。やりたい演出にこだわった。オープニングでは「20周年に向けて飛躍したい」とステージ真上から白いペガサスに乗って登場し、ファンの度肝を抜いた。バンドも自身の公演では最大の33人編成だ。

 15周年で見た景色に「感動です。ファンの方が作ってくださった」と、最後まで興奮は冷めなかった。「目標は20周年。氷川きよしの成人式も皆さんと一緒に迎えたい」と、さらなる成長も誓った。氷川は8日も武道館で昼夜2公演を行う。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス