野々村元県議 号泣会見を後悔!?

 政務活動費の不自然な支出で辞職した野々村竜太郎元兵庫県議(47)が、議会の聞き取り調査に、騒動収束のため「うそにはなるが(城崎温泉などに)行っていないで構わない」などと持ち掛けていたことが24日、議会関係者や捜査関係者への取材で分かった。

 野々村氏を刑事告発した議会は9、11日の調査の詳細を県警に提出。主なやりとりを報道陣にも書面で公表したが、このやりとりは議会事務局の判断で記載していなかった。

 また、議会事務局は野々村氏が受けとった政務費計1834万円の返還を確認したと明らかにした。

 以下は、公表されていなかった野々村元県議との主なやりとり。

 ‐中途半端な内容ではマスコミが納得しない。

 「いろいろな人に聞けば、会見をすべきではなかったと思っている」

 ‐195回の出張は事実か。

 「間違いないが、重箱の隅をつつかれたら、誤りもあるかもしれない」

 ‐2年前から担当職員が収支報告書について「形式的には合っているが内容はどうか」と上司に相談していた。

 「強圧的になったり、経理班に対して圧力をかけたりしていたのではないかという反省はある」

 ‐クレームの電話が議会事務局にも相次いでおり、説明も不十分だ。

 「一刻も早く収束するのであれば、うそにはなるが(城崎温泉などに)行っていないとか、切手を買わなかったということにしても構わない」

 ‐真実と言ってきたのだから、逆に問題になる。なるべく意向に沿うよう早く処理したい。

 「誠実に協力すると約束しているのでよろしく願いたい」

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