宝塚100周年 OG1500人が集結

 宝塚歌劇団の創立100周年を祝う記念式典「虹の橋 渡りつづけて」が5日、兵庫・宝塚大劇場で行われた。

 式典には、扇千景さん(80)、鳳蘭(68)、大地真央(58)、黒木瞳(53)、真矢みき(50)檀れい(42)らOG約1500人をはじめ、関係者が出席。祝典大合唱では宝塚歌劇団生徒と宝塚音楽学校本科生の460人がこの日のために作られた曲「虹の橋 渡りつづけて」を披露。美しい歌声が響き渡った。

 お祝いムード一色に染まった。秋篠宮ご夫妻も出席し、OGであふれかえった客席は、普段以上に華やかな雰囲気。国際宇宙ステーションの若田光一船長(50)からビデオメッセージも届いた。

 第1部では専科の轟悠らによる祝舞や、ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールで日本人として初優勝した盲目のピアニスト・辻井伸行氏が、自ら作曲した「SUMIRE」を披露した。

 圧巻は劇団員と音楽学校本科生460人による、祝典大合唱。歌われた曲「虹の橋 渡りつづけて」は瀬戸内寂聴氏が作詞を手がけ、千住明氏が作曲を担当した。世界的指揮者・佐渡裕氏(52)がタクトを振ると、大劇場が喜びの歌であふれた。

 第2部では月組公演「TAKARAZUKA 花詩集100!!」に、5組のトップスターが勢揃いする特別バージョンが上演された。3月に初舞台に立ったばかりの100期生のラインダンスが披露されると、檀は「タカラジェンヌにとってラインダンスは特別なもの。初舞台を思い出して涙が出ました」と懐かしそうに振り返った。

 また、前夜に宝塚歌劇団100周年記念の夢の祭典「時を奏でるスミレの花たち」で大地と29年ぶりに共演した黒木は「興奮して寝られませんでした。結婚したことも、子どももいたことも忘れました」と一夜明けても夢見心地の様子。真矢は「これから宝塚の歴史が2世紀目にいくのを実感しました」と式典であらためて、歴史の重みをかみしめたようだった。

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