小泉元首相“終戦”でツイッターも終了
9日に投開票された東京都知事選で「脱原発」を前面に掲げた細川護煕氏は、小泉純一郎元首相(72)とのタッグで注目を浴びながら、95万6063票で、3位にとどまった。
有権者からは細川氏が高齢であることや、「脱原発以外の政策が見えなかった」との声が上がった。
9日に行われた会見では「脱原発を争点とさせない力が働いた」「争点隠しをしたのは日本のマスメディア」などと語った細川氏。調布市の男性会社員(40)は「東京五輪がある2020年に80歳を超えるようでは難しいと感じた」と高齢への不安を理由に挙げた。また、江東区のパート女性(64)は「脱原発の気持ちは分かるが、すでに一線を退いた人のイメージ」と話した。
小泉氏は、9日夜にツイッターの終了を宣言。「本当に有難う。皆さんのご健勝を祈りつつ、これでツイッターを閉じさせていただきます」と書き込み、「『原発ゼロ』の国造り目指して微力ですが努力を続けてまいります」とする自筆のメッセージの写真をアップ。自民党の小泉進次郎復興政務官によると、小泉元首相は神奈川県横須賀市の自宅で「これからも原発ゼロでがんばる」と話したといい、落胆した様子はなかったという。
