サブちゃんラスト紅白…“ド派手”卒業

 「NHK紅白歌合戦」(31日、東京・NHKホール)

 NHK「第64回紅白歌合戦」が31日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、紅白51組のアーティストが出演した。出場50回を節目に紅白を卒業する白組の北島三郎(77)は、大トリで代表曲「まつり」をド派手に熱唱。本紙に特別手記を寄せて思いを明かした。またAKB48の大島優子(25)が、グループからの卒業をサプライズ発表した。優勝は白組で、通算成績を白の35勝29敗とした。

 万感の思いを込めて「まつり」を歌った。「歌う時は絶対に泣かない」という言葉通り、しっかりと歌った。紅、白組の全員が、集結した。そして一緒に大合唱した。会場、テレビ視聴者。歌手仲間に「ありがとう」と伝え「北島は紅白を卒業させていただきます」と堂々と宣言した。

 聴くだけでなく、目でも魅せるショーへ。歌合戦から歌の祭典へ。「新しい紅白を若人で作ってほしい」。そんな思いを29日、司会者面接で嵐に伝えた。「年齢は違うけど気持ちは同じ。オレが残したニオイを、君たちも持っている。これからは頑張って引っ張ってほしい。応援するよ」とバトンを託した。SMAPの木村拓哉、中居正広らにも伝えた。

 最後のステージは、その“聴かせて魅せる”思いを表現。何度もNHKに足を運び自ら作り上げた花道のステージ。昨年の座長公演で使用し、紅白用にアレンジした竜が天を昇るセットで宙を舞う圧巻のステージだった。

 「ヨッシャー!」のかけ声で始まった最後のステージ。「“みんなオレの所に来い。一緒に歌おう!」と2コーラス目。五木ひろし、森進一、氷川きよしら仲間を近くに呼び、一緒に歌唱して締めくくった。紅組の歌手は涙が止まらない。しかし、北島は最後まで涙を見せず、「思い残すことはないよ」と晴れ晴れとした笑顔で幕を引いた。

 紅白史上最多の50回出場。故美空ひばりさんと並ぶ11回の大トリという金字塔。そして、魂も残した。

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