福山雅治、紅白史上初の世界3元中継

 大みそかのNHK「紅白歌合戦」(総合、後7・15)で、白組で出場する俳優で歌手の福山雅治(44)のステージが、紅白史上初めて、世界3元中継されることが17日、同局から発表された。福山はカウントダウンライブを行うパシフィコ横浜からの中継で出演するが、その際、台湾・台北市で開催中の「台北ニューイヤーズパーティー」にも生中継で参加。台湾の放送局TVBSを通して、香港や中国本土などでも放送される。

 中華圏全土で、紅白で歌う福山の姿が放送される。

 福山は昨年同様、紅白にライブ会場からの中継で出演。その際に、「台北ニューイヤーズ‐」の会場とも中継を結ぶ。同イベントはTVBSが、台湾だけでなく中国本土、香港でも生放送しており、福山は紅白と同時に、同番組にも生出演することになる。

 紅白は、NHKの国際放送を通して、世界100以上の国と地域で生放送されているが、NHK以外の海外の放送局で出場歌手の歌唱が生放送されるのは前代未聞という。

 福山が出演する「台北ニューイヤーズ‐」は、中華圏のアーティストが多数出演するライブイベント。会場の台北市役所周辺にはファン85万人以上が集まる“中華版紅白”に日本のアーティストが出演するのは初めてとなる。

 福山は来年6月に、香港・台湾でのコンサートツアーを予定。本格的アジア進出を計画しており、今回の3元中継は、最高のデモンストレーションになる。

 今年7月には、主演映画「真夏の方程式」の台湾プレミアを行い、大歓迎を受けるなど、同地での人気も高い福山。「海を越えて音楽で一つになれたらうれしく思っております」と意気込んだ。

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