猪木氏、登院停止へ 参院懲罰委で合意
自民、民主両党など与野党は20日の参院懲罰委員会理事懇談会で、参院の許可を得ずに北朝鮮を訪問したアントニオ猪木氏に対し、登院停止の懲罰を科す方針で合意した。日数は参院規則が定める最長の30日で調整している。
21日にも懲罰委員会で提案される。各党の賛成を得て決め、参院本会議で正式決定する運び。参院での懲罰は1950年以来63年ぶり。国会法は懲罰について(1)戒告(2)陳謝(3)一定期間の登院停止(4)議員の身分を失う除名‐の4段階を規定。登院停止30日は除名に次ぐ重さとなる。懲罰委員会は猪木氏に弁明を呼び掛けたが、応じなかった。
