高島屋でも虚偽表示 最長9年半
高島屋は5日、百貨店5店舗とショッピングセンター1施設のレストランや売り場で、表示とは異なる材料を使った食品計62品目を提供していたと発表した。
期間は最長9年半に及ぶ。販売した商品数は18万点を超え、販売額の合計は約3億円に達する。
この日は、大丸松坂屋百貨店(東京)や東急ホテルズ(同)、ホテル京阪(大阪市)なども虚偽表示の事実を発表。食品の虚偽表示問題は、さまざまな業界を巻き込み全国的な広がりをみせてきた。
虚偽表示があったのは04年4月から13年11月1日までで「車海老のテリーヌ」の材料にブラックタイガーを使用するなどしていた。テリーヌはおせちとしても販売されていた。
大丸松坂屋百貨店も愛知、福岡両県にあるグループの計3店で昨年、同じおせちを販売。阪急、阪神の両百貨店や、近鉄、小田急、京王、東武の各百貨店などでも販売されており対応に追われた。
