藤さんは「聡明な半面、閉じこもる」
藤圭子さんのデビュー曲「新宿の女」や代表曲「圭子の夢は夜ひらく」の作詞を手がけ、今年3月に亡くなった作詞家・石坂まさをさん(享年71)をしのぶ会が23日、都内で行われた。
藤さんが81年に「藤圭以子」名義で復帰した際のシングル「蛍火」の制作を担当した音楽プロデューサー・酒井政利さんは、藤さんの人柄を「聡明(そうめい)な半面、閉じこもってしまう面があった」と明かした。
酒井さんは「音楽に熱心で、楽曲がどうありたいかをきちんと主張していた」とレコーディングを振り返ったが、近年は交流がなく「米ロサンゼルスにいるものだと思っていた。ショックだったけど、彼女の宿命だったのかな」と寂しげな表情で語った。
