無期限活動休止を発表した５人組ロックバンド「ＳＯＰＨＩＡ」が１２日、日本武道館で最後のライブとなる全国ツアーのファイナル公演を行った。

　９４年結成のＳＯＰＨＩＡは、この日が１０回目の武道館公演。さらにボーカル・松岡充の４２回目の誕生日でもあった。そんな華々しい日のラストライブに、松岡は「とうとうこの日が来てしまいました」と、素直な思いを口にした。

　アリーナ中ほどのステージを囲むようにファンが見守る中、代表曲「ヒマワリ」を、親交のある芸能人から贈られた１５００本のヒマワリが彩る階段を歩いて熱唱した。１万２０００人のファンも、ヒマワリを手に応えた。別れを惜しむかのように、３時間半にわたり２８曲を熱唱。最後は「愛してるよ。ありがとう」とファンに感謝し、活動の幕を閉じた。

　今後はそれぞれが別々の道を歩む。松岡は当面ソロの音楽活動は行わず舞台などに出演するが「みんなにどれだけ『ありがとう』を言っても伝えきれない。だから、また５人で表現するよ。また作るよ」と、将来的な復活を示唆していた。