富士登山者昨年 同期比35%アップ

遭難者は過去最多 環境省は1日、富士山の7月1~21日の登山者が前年同期より35%多い7万9057人だったと発表した。統計のある2005年以降最多で、6月の世界文化遺産登録の影響とみている。静岡県警も同日、7月の富士山での遭難者数が前年同期より26人多い過去最多の43人だったと発表した。

 環境省によると、吉田、富士宮、須走、御殿場の4ルートの8合目付近に赤外線カウンターを設置、通過者を数えた。周辺の梅雨明けが7月上旬と例年より早く、残雪が少なく登山道開通が早かったことも増加につながったとみられる。

 ルート別では、山梨県側の吉田が全体の60%を占め、静岡県側の富士宮が21%、須走が13%、御殿場が6%だった。登山者が最も多かったのは7月14日で1万315人。

 7月1日~8月31日のシーズン全体では10年の約32万人が過去最多で、今夏はこれを上回る可能性が高いとみられる。

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