ポール・モーリア歌ってた!秘蔵音源発見
2006年に81歳で亡くなったフランスの作曲家で指揮者の故ポール・モーリアさん自身が歌った曲が現存することが15日、分かった。“イージーリスニングの第一人者”と評されるが、モーリアさんが歌った曲があると明らかになったのは初めて。デビュー70周年のベスト盤「ポール・モーリアのすべて~日本が愛したベスト50曲」にボーナストラックとして収録され、世界に先駆けて6月5日に発売される。
モーリアさん自身が歌う秘蔵音源の存在が発覚した。
邦題は「みずいろの出会い」。多くのラブサウンドを奏でたモーリアさんらしい、甘く軽快なフレンチポップだ。レコーディングは85年で60歳ごろの歌声と思われる。
音源が見つかったのは今年2月。70周年を記念した日本のベスト盤の収録曲の検討中に、フランスのレーベルで音源テープが見つかった。男性ボーカルの声が入っていたが、モーリアさんが人前で歌ったことはなかったため、この時はモーリアさんの声とは誰も思わなかったという。
レーベルが曲を調べると、日本で売り出し中だった仏人歌手のため85年に日本フォノグラムがモーリアさんに依頼した曲であることが判明。モーリアさんの妻・イレーヌ夫人に聞いてもらったところ、夫人は歌が始まって間もなく「これは…ポールの声よ!!まさか彼の歌声が残されているなんて!!」と絶叫したという。日本フォノグラムの担当ディレクターも、85年に仏人マネジャーからこの曲を「ポールの歌声だ」として聞かされていたことから「間違いない」と断定した。
モーリアさんの歌声が世界に先駆け日本から発売されることに、夫人は「長年の感謝の気持ちを込めて、日本のファンの皆さんとぜひ共有したい」とコメント。
世界でアルバム累計1億枚以上を売り上げ、日本国内では昨年1年間だけでCDが1万枚も売れる根強い人気を持つモーリアさん。甘いオーケストラサウンドを奏でて愛された男は、死後7年を経て、ボーカリストとしてよみがえる。
