ＡＫＢ４８の姉妹グループで、名古屋・栄を拠点とするＳＫＥ４８が１３日、名古屋市内で単独コンサートを行い、２００８年のグループ結成以来初となるチーム組閣を発表した。松井珠理奈（１６）とともに“Ｗ松井”としてグループをけん引し、チームＳに所属していた松井玲奈（２１）が、チームＥへ異動しリーダーに就任。珠理奈はＳ残留となり、中心的存在の２人が別々の場所でさらなる成長を目指すことになった。

　既に卒業を決めている矢神久美（１８）ら９人に、３月に卒業した秦佐和子（２４）を合わせると今春、１０人がグループを巣立つことになり、ＳＫＥは新たな時代を迎える。その序章として新組閣が発表され、Ｓ、Ｋ２、Ｅの３チームが初めてシャッフルされた。

　新曲「チョコの奴隷」など３２曲を歌い終え、ラスト１曲のみを残したステージで組閣発表が始まると、ファン８０００人がどよめく。新天地を知らされたメンバーが笑顔をはじけさせたり、泣き崩れたりする中、珠理奈は口をポカンと開けて驚きの表情。Ｓ残留が決まると、両手でガッツポーズを決めた。

　新設された「ＳＫＥ４８キャプテン」には、ＡＫＢ研究生からＳＫＥ１期生となった経歴の中西優香（２４）が指名された。各チームのリーダーには、Ｓは中西が兼任、Ｋ２は高柳明音（２１）、Ｅは玲奈が就任。玲奈は早速「リーダーになっちゃったね。大丈夫かな！？新しいチームＥを４８グループの中で一番温かいチームにしたいと、このメンバーを見て思いました」と決意表明した。新体制の稼働時期は、準備が整い次第発表されるという。

　４８グループは今月２５日から東京・日本武道館でそれぞれの単独公演を控えており、ＳＫＥは先陣を切って初日に登場する。“新生ＳＫＥ”をファンに印象づけるには、絶好の舞台となりそうだ。