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宍戸錠「絶対に泥棒だ」自宅全焼に激怒

2013年2月6日

 落ち込んだ様子で消防、警察による実況検分に立ち会う宍戸錠(左)=東京・世田谷区

 落ち込んだ様子で消防、警察による実況検分に立ち会う宍戸錠(左)=東京・世田谷区

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 宍戸は2010年4月に妻を亡くして以降、1人暮らしだった。11年夏には、番犬のシェパード「サダム・フセイン子」が死去。以降、安全上の理由から台所で寝るようになったという。マネジャーで娘の小島しえさん(49)によると、火災のあった4日は昼過ぎに家を出発。火の元と戸締まりは指さしで確認して外出したという。

 この日、実況見分に立ち入った宍戸は午前9時半ごろ、門扉をくぐった。前夜は都内のホテルで一夜を明かし「ほとんど寝ていない」(小島さん)と疲れた様子だったといい、女性警察官から背中をポンポンとたたかれ、励まされるひと幕もあった。検分では、オイルをまかれた形跡やドアをこじ開けた跡などはなかったという。

 建築家の鈴木恂早大名誉教授が設計した自慢の自宅は、壁がはがれ落ちコンクリートの型枠だけが残った状態。衣装や資料などほとんどが焼失し、水がかかった状態のアルバムの一部を持ち帰った。家を建て替えるかどうかは、「まだ決めていない」(小島さん)という。家を焼失し怒りに燃える宍戸は「絶対に捕まえたいな」と力強く締めくくった。

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