吉川晃司「るろうに剣心」監督と新曲MV

 歌手・吉川晃司(47)が、ワーナーミュージックへの移籍第1弾シングル「SAMURAI ROCK」(2月13日発売)のミュージックビデオ(MV)で、吉川が出演した映画「るろうに剣心」の大友啓史監督(46)と再びタッグを組んだことが16日、分かった。

 吉川が出演した際、情熱的な監督の姿勢に感銘を受け、MVの制作を依頼。「SAMURAI」の存在感たっぷりの作品は、まさに映画を再現したようなアクション作品に仕上がっている。

 「るろうに剣心」は、昨年8月に公開され、139万5000人を動員し、興行収入30億円超を記録した大ヒット映画。そのメガホンを取った大友監督が、吉川とMVで再びタッグを組んだ。吉川たっての依頼で実現したもので、吉川は「大友さんはとても情熱的な監督だし、ビジョンが明確にあって、素晴らしい絵作りをされる」とその腕にほれ込んでいた。

 大友監督は、11年4月までNHKに在籍し、大河ドラマ「龍馬伝」や「ハゲタカ」、「白州次郎」など話題作を手掛けてきた。MVの監督は初体験だが、吉川の依頼を快諾した。

 MVは「闘いをテーマ。現代のサムライ・スピリットを、ロックスターの吉川晃司通して表現する」(大友監督)として、衣装のスーツも迷彩柄の着物の生地を使い、モダンな中に和のテイストを取り入れるなど、細部までこだわった。

 昨年11月の真夜中に行った撮影では、吉川が水中で敵を何人も殴り倒す激しいアクションを展開。マイクスタンドを剣代わりにする、吉川のステージをほうふつとさせるシーンなど、技術、カメラワークなど映画級のスケールの作品となった。

 吉川は過去に、三池崇史監督とのタッグで、時代劇風のシングルのMV制作。それがキッカケで、俳優業の仕事が飛躍的に増えた。今回のタッグでも、さらなる飛躍につなげたい意向だ。

 MVのフル映像は、シングルの初回限定盤でのみ見ることができる。

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