SMAPメンバーから中居へ“総攻撃”

 大みそかに放送される「第63回NHK紅白歌合戦」(後7・15)のリハーサル&出場歌手の顔合わせが30日、会場となる東京・渋谷のNHKホールで行われた。

 3年連続5回目の大トリを務めるSMAPは、中居正広(40)が他のメンバーから歌唱力ネタで突き上げを食らった。また、白組特別出演歌手の矢沢永吉(63)も、本番さながらに熱唱。「バッチリ!バッチリ!ですよ」と、矢沢節で万全をアピールした。

 3年連続の大トリを務めるSMAPの中居正広(40)が、本番を直前にメンバーと肉親から“総攻撃”を受けた。

 報道陣に白組優勝の条件を問われた草なぎ剛(38)は「中居君の音程がしっかりすれば大丈夫!」とキッパリ。「僕らがハネれば白組に票が動く」と大トリの責任と優位さを自覚した上で、中居の不安定な歌唱力を白組の“不安要素”と指摘した。

 SMAPのステージは「Moment」と「さかさまの空」のメドレーで構成される。大画面の映像を背景に5人が歌うシンプルな演出だけに歌が際立つが、この日の中居の歌声には独特の“揺らぎ”が起きる場面も。香取慎吾(35)は「毎年僕とつよポンは、本気で勝ちに行ってます。歌合戦はケンカなんで」と草なぎの指摘の真剣さを後押し。

 突如勃発(ぼっぱつ)した“内紛”に木村拓哉(40)は「そんなこと言ってるやつらが大トリなんてやっちゃダメだ。失礼だよ」とあきれ顔ながら、中居の歌唱力に関しては「うがいをいっぱいさせます」。厳しくとどめの一撃を加えた。

 さらに、中居の招待でリハーサルを鑑賞していた中居の実父(77)からは、私生活を心配する?声も。本紙の取材に「結婚?もういい年なのに何を考えてるんだか。最近は報告がないね。そういう話があればするんだけど」と、苦笑いで応じた。

 紅白出場は今年で節目の20回目となるSMAP。1年の総決算となる大舞台を直前に、思いがけないスポットライトを当てられた中居は「ひっでぇー。(本番に)意識するじゃねぇか、おれ…」と、八つ当たりとばかりに壁を2度たたいていた。

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