来夏のジブリは宮崎×高畑“巨匠対決”

 宮崎駿監督(71)と高畑勲監督(77)の、スタジオジブリが誇る両巨頭が“対決”することが13日、発表された。来年の東宝ラインアップ発表会見で明らかになったもので、宮崎監督の新作アニメ「風立ちぬ」と高畑監督の「かぐや姫の物語」が来年夏に同日公開される。

 1988年に「となりのトトロ」(宮崎監督)と「火垂るの墓」(高畑監督)が併映されたことはあったが、それぞれ独立した作品として“対決”するのは初めてだ。

 ジブリの鈴木敏夫プロデューサー(64)によると、当初は「かぐや姫‐」を先行させるはずだったが、制作の遅れなどにより公開時期が重なることとなった。それならば、話題作りも込めて公開日、館数も同じにしての上映を決めたという。

 鈴木氏が“対決”を伝えたところ、「宮崎さんは武者震い、高畑さんは知らん顔」と対照的なリアクションだったという。鈴木氏は「1+1=3になりますよ」と自信たっぷりだった。

 「崖の上のポニョ」(08年)以来5年ぶりとなる宮崎監督の新作「風立ちぬ」はゼロ戦の設計者・堀越二郎氏の半生を描いた物語。宮崎監督が「月刊モデルグラフィックス」誌上に連載していたマンガがベースとなっている。

 高畑監督の「竹取物語」を原作とする「かぐや姫‐」は、「ホーホケキョとなりの山田くん」(99年)以来、実に14年ぶりの新作となる。

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