春日野八千代さんの通夜しめやかに

 8月29日に肺炎のため96歳で死去した宝塚歌劇団の男役スターで、同歌劇団名誉理事の春日野八千代(かすがの・やちよ、本名・石井吉子)さんの通夜が31日、兵庫県西宮市内で営まれた。

 混乱を避けるため各組組長クラス以外の現役タカラジェンヌは参列せず、同理事で専科の轟悠ら関係者約100人が参列した。遺影にはサングラス姿の近影が用いられ、轟は「もっと長生きしてほしかった。甘えられる人がいなくなった」と故人をしのんだ。後日、兵庫・宝塚バウホールでお別れの会が開かれる予定。

 春日野さんは「白薔薇(ばら)のプリンス」の異名をとり、戦前から男役として活躍。中でも「虞美人」(51年)の項羽、「源氏物語」(52年)の光源氏は当たり役として知られ、79年に紫綬褒章、86年には勲四等宝冠章を受章している。

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