ロンドン市長人気急上昇

 英国チームの快進撃に国内が沸く中、人々の注目がロンドンのボリス・ジョンソン市長(48)に集中し、デービッド・キャメロン首相(45)が主役の座を奪われている。与党保守党の主導権争いにも影響を及ぼしそうな雲行きだ。

 人気の明暗を分けるのはキャラクターの違いだ。良家の出身でエリート教育を受け「お坊ちゃん」とやゆされる首相の生真面目な雰囲気は、五輪のお祭りムードになじみ切れていない。開幕後数日間は、首相が応援に訪れると英国のメダル候補が活躍できず、「キャメロンの呪い」とすら呼ばれた。

 ジョンソン氏も名門校出身だが、ぼさぼさの金髪をトレードマークに太めの体で自転車通勤という親しみやすさが売り。英国が最初の金メダルを獲得した際には、高さ約45メートルのやぐらからワイヤにぶら下がり、滑り降りるというお祝いのパフォーマンスに挑戦。途中で立ち往生しても観客の笑いとメディアの注目を獲得するジョンソン氏は、「野党支持者ですら嫌いにはなれない」(地元紙記者)という。

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