女子は1人!大変だった高校3年間…

 先週は、昨年も予選落ちしていた大会なので、何とか決勝ラウンドへ-と思っていましたが、うまくいきませんでした。初日に3連続ボギーでスタート。パッティングが決まらず、悪い流れを断ち切ることができませんでした。また次の機会に頑張ります。

 6日で21歳になりました。遠征先(富山)だったのですが、江連アカデミーのみんながお祝いをしてくれて、とってもうれしかったです。私自身は「20歳の自分とは違う私でありたい」と思って新しいスタートを切りました。

 先週は全英女子オープンの出場者が決まりましたが、残念ながら私まで資格は下りてきませんでした。高校時代にスコットランドのコースで試合をした私が、今、向こうに行ったらどんなスコアで回れるか?楽しみにしていましたが、まだ私には早いということだと思って練習します。

 で、前回お話しできなかった高校時代のことを…。家から通えるゴルフ部のある高校ということでお隣、香川県の藤井学園寒川高校(“さんがわ”って読みます)を選んだのですが、まず、入学試験でびっくり仰天でした。何が、って?試験の教室に入ったら、女子は私1人。「え~!?女の子がいない!!何で?何の罰ゲームなんだろう」って思いました。

 何が大変って、体育の授業で、ダッシュの記録を取る時も一緒に走るのが男子ばかり。私のタイムはそりゃ、遅いわけですからいっつも「奈津佳は遅い、遅すぎる!」って言われるんです。何をやってもタイミングはズレるし男子が気を使ってくれるのは分かるし…。3年間、男子25人VS女子私1人の生活。考えただけでショックでした。

 でも、今思えばいい経験だったのかな。1年が過ぎるころには男子とも打ち解け始めて、3年になったら、すっごく仲良くなって。ナショナルチームの試合でアルゼンチンに行くことになったら「奈津佳は地球の裏側に行くんだな。じゃ、オレは地面に向かって叫ぶから。“がんばれよー!!”って」そんな友達が大事で、今でも連絡を取り合ってます。

 今週はトーナメントがありません。時間があれば大好きなショッピングにも行きた~い!!でも、次の試合に備えて練習もしっかりやります!!

 堀奈津佳(ほり・なつか)1992年7月6日、徳島市出身。10歳でゴルフを始め、中学2年から江連忠ゴルフアカデミーで腕を磨く。2011年にプロテスト合格。今年はQT35位の資格で開幕から出場し、4戦目のアクサレディースでツアー初優勝。159センチ、50キロ。血液型A。切れ味鋭いアイアンショットとパッティングが武器。サマンサタバサ所属。

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