松山英樹は暫定75位の出遅れ「明日で終わらないように」序盤チャンス外し続けて流れに乗れず「ことごとく外してしまった」

 2番でティーショットを放ち、ボールの行方を追う松山英樹
 13番で2打目に向かう松山英樹
 8番でラインを読む松山英樹
3枚

 「米男子ゴルフ・マスターズ・第1日」(11日、オーガスタ・ナショナルGC=パー72)

 2021年大会以来、3年ぶりのマスターズ2勝目を目指す松山英樹(32)=LEXUS=は1バーディー、5ボギーの76で回り、暫定75位と出遅れた。初日は雷雨接近のためスタート時間が2時間半遅れ、27人が競技を終えられず日没サスペンデッドとなった。

 序盤からもどかしい展開が続いた。歴代のチャンピオンとして、今年も聖地・オーガスタに戻ってきた松山。3番パー4は2打目をピン奥3メートルに寄せるが、この日最初のチャンスを決めきれず。4番パー3では1メートルの絶好機がカップの右に外れる。6番は3パットのボギー、7番も落とすなど、グリーン上で苦戦し、流れに乗れなかった。

 インコースの名物「アーメンコーナー」の13番パー5では、ティーショットが右の林に打ち込み、第2打はグリーン手前のクリークへと落ちて3度目のボギー。右下3メートルにつけた16番パー3でようやく初バーディーがきたが、続く17、18番を連続ボギーとなってホールアウト。オーガスタの高速グリーンに苦しんだ一日に「入れたいパットをことごとく外してしまったので、そこがもったいなかった。そんなに悪いパットはしてなかったので、グリーンスピードを明日までに対応できるようにしたい」とラウンド後のインタビューで振り返り、「明日で終わらないように頑張ります」と予選通過に向けた挽回へ意気込んだ。

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