谷原逆転賞金王あきらめん V絶対条件も強気「はっきりしてていい」

 「男子ゴルフ・日本シリーズJT杯」(1日開幕、東京よみうりCC=パー70)

 今季最終戦、日本シリーズJT杯は1日、東京・東京よみうりCC(7023ヤード)で開幕する。賞金ランキング2位の谷原秀人(38)=国際スポーツ振興協会=は11月30日のプロアマ戦で最終調整。優勝(賞金4000万円)が逆転賞金王の絶対条件となる谷原は「(目標が)はっきりしているのでいいと思う」と必勝を誓えば、迎え撃つ同1位の池田勇太(30)=日清食品=は優勝締めを宣言した。

 賞金王争いもいよいよ最終局面。池田との賞金差は約3077万円となり、谷原にとっては厳しい状況だが、もちろん、あきらめるつもりはない。

 「(目標が)はっきりしているのでいいと思う。勝つしかない?はい。1年間、トータルして良かった人が賞金王になる。最終的な結果に結び付けばいいので、常に集中してやれればいい」

 逆転戴冠のカギに関して、谷原は「グリーンが勝負かなと思う」と話した。前週のカシオワールドオープンでは感覚と結果の不一致に悩んだ末、「5、6年ぶり」というピン型パターを投入したが、今週は特徴的な傾斜、起伏、芝目に対応するため、慣れ親しんだマレット型パターへの再変更を決断した。

 前戦から帰宅後、5歳の長男・悠人くんと遊ぶ時間もなく、痛んだ身体のケアに注力した。「『早く遊んでよ』と言われるので、『もうすぐだよ』と。今週が終わったら、いっぱい遊ぼうと思う」

 父親ではなく、プロゴルファーという職業人として、谷原は最後のエネルギーを目の前の一打に注ぐ。

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