“雨女”畑岡奈紗プロデビューは暫定11位発進 パープレーならず自己採点「70点」

 「女子ゴルフ・伊藤園レディース・第1日」(11日、グレートアイランドC=パー72)

 史上2人目の女子高生プロとなった畑岡奈紗(17)=茨城・ルネサンス高3年=がプロデビューを果たした。この日は雨でスタートが2時間30分遅れ、45選手しかホールアウトできなかった。畑岡は4ホールを残し1アンダーの暫定11位で終了。2ホールを残す大山志帆が4アンダーで、テレサ・ルー(台湾)とともに暫定トップ。ペ・ヒギョン(韓国)と酒井美紀、葭葉ルミが2アンダーの70でホールアウトした。

 堂々としたものだ。大きな拍手で迎えられた1番ティー。「スタートは緊張しました」と言いながら、また前日までは「調子が良くなくて…」と言いながら、畑岡の“プロ初ショット”はフェアウエーど真ん中、270ヤード先に着弾するナイスショットだった。

 まず魅せたのは、3番パー5だ。残り142ヤードからの3打目はグリーン手前バンカー。構えると右足がバンカー内の水たまりに入ってしまうライからウエッジを迷わず振り抜くと、ボールはピン横10センチに止まるパーセーブ。

 続く4番は2打目がグリーンに届かなかったが、花道からの20ヤードを直接放り込むチップインバーディーで歓声を浴びた。

 “プロ初トラブル”は9番の2打目。残り173ヤードから4番ユーティリティーでグリーンを狙ったが、これが大きく右へ出て池へ落ち、4オン2パットのダブルボギーとなった。

 それでも11、13番とバーディーを奪って、14番を終えたところで日没サスペンデッド。

 畑岡は「雨女って、よく言われます」と苦笑しながらも、4ホールを残してはいるが「目標がパープレーだったので、70点」と自らに合格点をつけられるプレーを披露した。しかも、パー3を除くホールでは11度のティーショットでフェアウエーを外したのが1度だけという修正能力も発揮した。

 「たくさん声を掛けられるようになりました」と、プロとなった実感も楽しみながら、NASAは大空高く舞い上がり、しっかりと軌道にのった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ゴルフ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ゴルフ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス