リオ監督の丸ちゃん、五輪辞退者続出に理解「もし僕が選手なら…」

 リオデジャネイロ五輪で112年ぶりに競技が復活するゴルフの日本代表監督を務める丸山茂樹が11日、全英オープン(14日開幕)のテレビ解説のため、東京・羽田空港から渡英。丸山は出発前の囲み会見で、ゴルフでの五輪出場を辞退する選手があいつぐことに、「皆が考えているけど、オレも考えたいよ」などと語った。

 リオ五輪のゴルフ競技では、現地のジカ熱不安や治安状況を理由に日本の松山英樹、谷原秀人のほか、ジェイソン・デー(オーストラリア)やローリー・マキロイ(英国)ら世界ランキング上位者が辞退を表明している。

 渡英後は現地で松山と会うことになる丸山は、「まず一発目は(五輪辞退を)謝ってくるだろうね。でも、オレのことを気にされるのはイヤだし、(全英オープンの)賞金でボーナス取ってもらっておごってもらうよ」と話した。そして、「今回の五輪はどの競技も皆が不安を感じている。もし僕が選手で出欠を家族に相談していたら、反対されただろうね。でも、僕は違う立場だから(辞退はできない)」と監督としての責任感を示した。

 五輪出場者はこの日発表される男女の世界ランキングで決定されるが、予想されるランキング上では日本から、男子が池田勇太と片山晋呉、女子は野村敏京と大山志保が出場権を獲得する。

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