前田バースデー自ら祝う首位発進
「女子ゴルフ・LPGAツアー選手権リコー杯・第1日」(26日、宮崎CC=パー72)
国内四大大会の一つとなる今季最終戦が開幕し、ツアー2勝の前田陽子(31)=伊藤園=が4バーディー、1ボギーの69を出して単独首位に立った。この日が31歳の誕生日で、自身初の首位発進となった。既に初の賞金女王を決め、3週連続優勝を目指すイ・ボミ(韓国)はイーブンパーで回り、4位につけた。
31回目のバースデーは最高の1日になった。国内メジャーで、前田がリーダーズボードのてっぺんに駆け上がった。「誕生日は気にしていなかったけど、いろいろな人からたくさんプレゼントをいただきました」と、2重の喜びに浸った。
今年の全米女子オープンを制した田仁智(韓国)とツーサムでラウンド。ティーショットで30ヤード近く置いていかれる場面もあったが「仁智(いんじ)ちゃんが飛ぶのは最初から分かっていたし、一緒に回れることで勉強できるからラッキーと思っていた」と、謙虚な気持ちで世界ランク9位を圧倒した。
昨年、伊藤園レディースでツアー初優勝した時、段ボール製造会社でアルバイトをしていたことが話題になったが、今年もサマンサタバサで優勝。初Vがフロックでなかったことを証明した。
師匠の今堀りつ(66)からは「この1年やってきたことを、この4日間で出し切りなさい」とゲキを飛ばされ、すぐに結果を出した。「去年はラッキーで出させてもらったけど、今年は1年シード選手でやってきたことをここで出そうと思う」と自覚も示した。
初日首位発進は自身初。残り3日間へ「優勝なんて考えていない。強い選手の中で自分がどれだけ力を出せるか。挑戦するつもり」と無欲を強調。シンデレラストーリーの第2幕が開く。
