新小結大の里が稽古総見で存在感 大関陣に3勝3敗「自信にもなった」

 琴櫻(左)と稽古する大の里(撮影・佐藤厚)
 霧島(左)と稽古する大の里(撮影・佐藤厚)
 豊昇龍(手前)と稽古する大の里(撮影・佐藤厚)
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 大相撲夏場所(12日初日、両国国技館)に向けた横綱審議委員会(横審)の稽古総見が2日、同国技館で一般公開されて行われ、新小結大の里(二所ノ関)が2500人の観衆の前で存在感を示した。

 大関陣の申し合い稽古で指名されて土俵へ。いきなり霧島(音羽山)を右上手を引いて寄り切ると、豊昇龍(立浪)にも圧力をかけて際どいタイミングで体を投げ出すように押し出した。琴桜(佐渡ケ嶽)を含めた3人と6番とり、結果は3勝3敗の五分だった。

 幕下10枚目格付け出しデビューから所要わずか6場所で新三役昇進を果たした大器は「本当に充実した稽古ができたし、自信にもなった。勝てたというのもあるし、力が通用したと自分でも何となく分かってきたのでよかった」と満足げ。春巡業ではなかった大関陣との稽古が実現し「のみ込まれることなく、自分の稽古もできた」と手応えを口にした。

 豊昇龍は「力強かった。小結まで(新入幕から所要)2場所ですよね?それぐらいの力はある」と大の里を評価。「前に出る力、体の大きさ。他の幕内と違う相撲をとれる」と長所を挙げ「自分は自分で負けないようにやらないといけない」と気を引き締め直した。

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