東大生力士・須山 卒論完成で白星発進「しっかり相撲に集中」 2キロ減は「卒論のストレス」

 瑞天龍(左)を肩すかしで破った須山(撮影・佐藤厚)
 瑞天龍(左)を肩すかしで破った須山(撮影・佐藤厚)
 瑞天龍(右)を肩すかしで破った須山(撮影・佐藤厚)
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 「大相撲初場所・2日目」(9日、両国国技館)

 現役東大生力士の序二段須山(木瀬)が今年最初の一番を白星で飾った。瑞天龍(境川)に対し、頭で当たってから左に動いての肩すかしを決めた。「前に出て勝とうと思っていたが、しっかり当たってからの肩すかしだったのでよかったと思う」と納得の表情を浮かべた。

 昨年九州場所は3勝4敗で初の負け越し。基本を重点に見直し、増量も望んでいたが、体重は逆に2キロ減って112キロになった。

 その要因については「卒論のストレスだと思います」と苦笑い。九州場所後、卒業論文の追い込みに入り、1日4~5時間は机に向かったという。その甲斐あって、今月5日の締め切りまでに4万字の論文を無事に提出。「やっととりあえず教育が終わったなって感じですね」と安どを滲ませた。

 これで学業との“二足のわらじ”もほぼ卒業。「大学にしっかり通わせてもらったり、集中して卒論もやらせてもらった。しっかり相撲に集中して頑張りたい。幕下目指して、一日一日できることを一生懸命やっていきたい」と相撲一本で精進することを誓った。

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