十両復帰の朝乃山 関取599日ぶり勝利「白星届けることが恩返し」
「大相撲初場所・初日」(8日、両国国技館)
元大関で十両に返り咲いた朝乃山(28)=高砂=が、関取として2021年夏場所11日目以来、599日ぶりの白星を挙げた。立ち合いから狙った右は差せなかったものの、土俵際で左に回り込み突き落とした。
「内容は悪いけど、相手がよく見えて引いて体が反応した。15日間相撲を取らせていただく感謝の気持ちを忘れずに。土俵の上で白星を届けることが恩返し。そういう気持ちを持って土俵に立った」
土俵入りでは地元・富山の山、「剱岳」が描かれた紫紺の化粧まわしで登場。富山後援会から贈られたもので、新型コロナ対策ガイドライン違反による6場所出場停止処分中も支えてくれた存在だ。「大きな味方。不祥事を起こした時でも解散せずに関取になるまで待っていてくださった。そういう意味で初日からつけようと思った」と経緯を明かした。
復帰4場所目で再十両。会場に響く歓声は一段と大きかった。「非常にうれしい。心の底から応援してもらえる力士になりたい」。どん底を経験した元大関が、感謝を胸に千秋楽まで戦い抜く。





