「大相撲名古屋場所」（７日初日、ドルフィンズアリーナ）

　初日を翌日に控えた６日、場所の安全を祈願する土俵祭りがドルフィンズアリーナで行われ、八角理事長（元横綱北勝海）ら協会幹部、三役以上の力士らが参加した。

　右上腕部の負傷で先場所全休した横綱白鵬（宮城野）は初日、新小結の阿炎（錣山）を迎え撃つ。昨年夏場所、初対戦では押し出されて敗れている。「（初日は若い相手と）思っていたのでね。１年前の借りを返したいね」と雪辱へメラメラ。

　２日目の相手は先場所優勝した幕内朝乃山（高砂）。場所前には出稽古に来た朝乃山に格の違いを見せ付けて上々の手応えを得た。「いい相撲が取りたい。いつも通り」と闘志を燃やした。

　令和では初の出場となり、名古屋で横綱在位は１２年になる。「幕内で一番、兄弟子。頑張ります」と、気合を入れた。