逸ノ城 腰痛も回復し「優勝したい」大関とりも照準

 申し合い稽古に参加した逸ノ城(右)
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 大相撲春巡業は18日、東京・足立区で行われ、腰痛で出遅れ7日に途中合流した幕内逸ノ城(26)=湊=が相撲を取る稽古を再開させた。申し合いに参加し3勝4敗。「(腰に)痛みはない感じ。反応も良かった」と、好感触だった。

 先場所、14勝を挙げ、最後まで優勝争いを演じた。千秋楽に勝って、優勝決定戦に備え準備していたところ、腰部に痛みが出た。巡業を休場し入念にケアを行ってきたが、ようやく体も回復した。

 「優勝したいと思った。下がりながらの相撲が多かったので押し出す、寄り切る相撲をしていく」。関取最巨漢、220キロ超を生かす取り口にさらに磨きをかける。初優勝と大関とりに照準。「次の場所でどれくらい勝てるか。精いっぱいやりたい」と意気込んだ。

 稽古中には横綱白鵬(34)=宮城野=から「もっと右を差し込んでいけ」とアドバイスをもらうなど、周囲も期待。元祖“モンゴルの怪物”が新元号「令和」で飛躍の予感だ。

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