17歳美少女柔道家ビロディドが快挙、谷亮子抜いて史上最年少V

女子48キロ級で優勝し、金メダルを手に笑顔のウクライナのダリア・ビロディド=バクー(共同)
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 アゼルバイジャン・バクーで行われている柔道の世界選手権で20日に行われた女子48キロ級決勝において、17歳のダリア・ビロディド(ウクライナ)が前年女王の渡名喜風南(パーク24)を大内刈りの一本勝ちで撃破した。国際柔道連盟(IJF)によれば、93年大会を18歳0カ月で制した田村(現姓・谷)亮子を抜いて、史上最年少での世界選手権王者となった。

 柔道界にニュースターが誕生した。本命視されていた17歳のビロディドが史上最年少で金メダルを獲得。日本代表の渡名喜を破った直後、コーチである母と抱き合って優勝を喜んだ。

 日本時間21日に自身のインスタグラムを更新し、「世界チャンピオンになりました!まだ信じられません。サポートしてくれたすべての人、ファン、友人に感謝します!みなさんの応援なしには優勝できませんでした。そして、常に私と一緒にいる最高の親、コーチのおかげです」と喜びをつづった。

 ビロディドはこの階級にあって172センチという長身を誇る。長い手足を武器に相手に十分な組み手を許さず、「離れた間合いからでも大内刈りや内股を飛ばしてくる」(日本女子軽量級の福見友子コーチ)。その上、三角締めなど寝技も強力だ。今年に入ってからは無敵の強さを誇り、出場したワールドツアー5大会全てで優勝。この試合で自身30連勝を飾った。

 また、顔が小さくて容姿が端麗なことから美女アスリートとしても注目されている。インスタグラムではモデル顔負けの自撮りを投稿し、5万人のフォロワーをとりこにしている。

 18歳で世界を制した谷さんは、五輪を2度、世界選手権を7度制覇しているが、17歳のビロディドならそれを超えることも不可能ではない。2020年東京五輪では、日本は04年アテネ五輪の谷さん以来となる金メダルを目指すが、ウクライナの新星が脅威になりそうだ。

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