栃ノ心大関とりへ悲壮覚悟 右肩回復遅れも稽古全勝

 大相撲の春巡業は22日、東京都青梅市で行われ、夏場所(5月13日初日、両国国技館)で大関とりに挑む関脇栃ノ心(30)=春日野=が連日、大関高安(田子ノ浦)と稽古し、馬力で圧倒した。いきなり豪快に寄り切ると高安は腰痛を発症。続く2番ともねじ伏せ、3戦全勝で大関を“ギブアップ”させた。

 その後、錦木(伊勢ノ海)ら幕内の実力者らを相手に7戦全勝。それでも先場所痛めた右肩の回復が遅れており、「当たると痛い。もっと気持ちよく当たりたいけど、ケガがこれ以上になっても困る」と表情はさえなかった。

 あと3週間、ケアと稽古に全力を尽くし、必死の調整しかない。「疲れたって(言ってる)場合じゃない!!」。試練を乗り越え悲願をつかむ。

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