「大相撲初場所・５日目」（１８日、両国国技館）

　前相撲が行われ、元横綱朝青龍のおい、豊昇龍（１８）＝本名スガラグチャー・ビャンバスレン、日体大柏高３年、立浪＝が２戦全勝同士で初対戦した“昭和の大横綱”大鵬（故人）の孫で元関脇貴闘力の三男・納谷（１７）＝埼玉栄高３年、大嶽＝に、すくい投げで敗れた。

　立ち合い、低く潜って左上手を取ったが、圧力をかけられ後退。土俵際で首投げも不発で最後は豪快に倒された。

　「（立ち合い）失敗した。突っ張ってくると思った。下からまわしを取ろうと思ったら、相手が胸を合わせてきた。やばいと思って首投げした。きょうはダメでした。悔しい。負けるのは嫌いですよ」と叔父譲りの負けん気をのぞかせた。

　高校２年時の関東新人戦決勝でも敗れており、「絶対に倒すと思っていた」と雪辱を誓っていたが返り討ち。「２年前より重い」と相手の実力は認めながら「来場所は序ノ口で当たるかもしれない。そこで絶対勝つ」と、気迫をあふれさせた。