羽生結弦は「捻挫より長引く靱帯を損傷」小林強化部長明かす 全日本には出場意思

 日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長は13日、都内で行われた理事会後に報道陣に対応し、11月のNHK杯の公式練習中に右足関節外側じん帯を損傷した羽生結弦(23)=ANA=についての現状を新たに報告した。

 本人のコメントとして「通常の捻挫よりも治りが長引くじん帯を損傷していることがわかりました」と想定よりも回復に時間が掛かっている現状が明かされ「今後、氷上に立ち左足を中心に、ストロークやクロスなど単純に滑ることだけから始め、少しずつ負荷を上げ、右足でのターンなどをできるようにしていきたいと思ってます」と、今後の見通しを示した。近いうちに氷上練習を再開するとみられ、本人は依然として平昌五輪代表最終選考会となる全日本選手権(21日開幕・東京)への出場の意思は持っているという。

 羽生は11月9日のNHK杯の公式練習中に4回転ルッツを跳んだ際に転倒し、右足関節外側じん帯を損傷。「10日間の絶対安静と、その後(氷上にのり)、3~4週間で元に戻る」と、完全復帰まで4~5週間の見通しを示し、全日本出場に意欲を見せていたが、すでに1カ月が経過。当初の見通しより、回復が遅れている。

 現在は拠点のカナダ、トロントに戻り、治療とリハビリに専念している状況。全日本まで、あと約1週間。選考要項には負傷し、全日本に出場できなかった場合の“救済条項”もあり、羽生は出場しない場合でも、代表入りは濃厚。ただ、その場合、約4カ月実戦から離れ、“ぶっつけ”での五輪出場となる可能性もある。

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