新十両矢後に母校から化粧まわし「中大の看板を汚さぬよう強くたくましい関取に」

 大相撲秋場所(9月10日初日、両国国技館)で新十両に昇進した矢後(23)=尾車=が1日、母校・中大から校章、中大名入りの化粧まわし、紺地の締め込み、明け荷の3点を贈呈された。東京・千代田区の中大駿河台記念館で会見し、「とても感激している。中大の看板を汚さぬよう、強くたくましい関取になりたい」と喜んだ。

 半年前に入門会見し、デビュー2場所のスピード昇進。「自分でも順調過ぎると思う。大学でやってきたことの貯金を発揮できた」と力を込めた。

 入門会見では横綱稀勢の里を目標に掲げた23歳。「(次は)勝ち越しが目標。番付を上げて入幕を目標」とした。しこ名は本名の矢後のまま。師匠の尾車親方(元大関琴風)が「いつかトンボになった時まで。しゃれじゃないけど」と、昆虫のヤゴに引っかけ、まだ2場所のため、改名は据え置かれた。

 「焦らず一番一番やっていくだけ。(豊山、朝乃山ら)学生の先輩らは勢いもある。自分も負けてられない」と、若い世代の勢いに食い込む考えだ。

 恩師、中大の平岩大典監督(61)とも化粧まわしの前でガッチリ握手。「こんなに順調にいくのかなと思っていた。(学生時代から)素直で努力型。それが矢後の一番いいところ」と目を細めた。入幕時期に関しては「早いに越したことはない。早く上がってほしい」と期待した。

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