稽古総見も土俵入りは日馬富士のみ 八角理事長「物足りなかった」

高安(左)に胸を出す日馬富士=両国国技館(撮影・中田匡峻)
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 大相撲秋場所(9月10日初日、両国国技館)に向け、横綱審議委員会(横審)による稽古総見が1日、東京・両国国技館で行われた。4横綱は一応、勢ぞろいしたものの、土俵に入ったのは日馬富士(33)=伊勢ケ浜=のみ。それぞれが故障を抱え、調整に不安をのぞかせた。

 八角理事長(元横綱北勝海)は「横綱陣はケガということで物足りなかった」と渋い顔。総見終了間際に姿を見せた白鵬には「部屋でできるならこっちでもできる。巡業は出ているし、土俵入りはできるわけだから」と苦言を呈した。

 横審の北村正任委員長(毎日新聞社名誉顧問)は「横綱3人が相撲を取らなかったのは残念。白鵬はちらっと見えたけど、どこか悪いのかね。先場所休場した2人(稀勢の里、鶴竜)も心配。それぞれ、判断して次の場所に臨んでもらいたい。稀勢の里は相撲を取れない状況でしょ。万全とは思わない」と話していた。

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