真凜200点越えで自信 平昌五輪へ「近づけたかな」
頭の中はすでに平昌五輪でいっぱいだ。フィギュアスケートの世界ジュニア選手権で日本ジュニア女子初の200点超えを達成し、銀メダルを獲得した本田真凜(15)=大阪・関大中=が19日、台北市内で取材に応じた。試合から一夜明け、「世界ジュニアに2回出て(SPとフリー合計)4回演技して完璧だった。自分の中でも本気でやればできる、まぐれじゃないって分かったのがすごく自信になった」とすがすがしい表情で話した。
ただ本気でやるには「すっごい集中力がいることも分かった」と本田。「1年分の集中力を使ったので、ビックリするくらい疲れた。だから1年に1回くらいしかできない」と苦笑いだ。
報道陣から「じゃあ(五輪代表が決まる)全日本選手権で1回を?」と問われると「1年後までお預けです」とにやり。全日本はあくまで通過点。平昌五輪で1年分の集中力を爆発させるつもりだ。
「いま五輪でどれくらい戦える力があるかは分からないけど、今回いい演技ができて点数も出て、少し(五輪に)近づけたかな」と本田。「10分くらい悔しかったけど、今はもう大丈夫。去年は『よーい』で今年は『どん』って感じ。ここから全力で駆け抜けたい」。号砲は鳴った。平昌五輪へ一直線だ。