「大相撲初場所・5日目」(12日、両国国技館)
2横綱1大関を破り台風の目になっている御嶽海は稀勢の里に一矢報いたものの、最後はまわしを引かれて寄り切られた。
強烈なのど輪とおっつけを外し、反撃に転じようとしたところで、四つに組まれた。支度部屋に戻ると、荒い息の下から「勝機が目の前にあったので、今までの悔しさとは違う悔しさがある」と言葉を吐き出した。
4日目までに豪栄道、日馬富士、鶴竜を撃破。稀勢の里を相手に4個目の殊勲星を狙ったが、惜しくも果たせず「勝負どころで決められなかった。大関は重かった」と唇をかんだ。