富士通が2年ぶり2度目日本一、関学大を下す ライスボウル

チームメートに胴上げされる富士通QB・キャメロン(撮影・園田高夫)
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 「アメフット・ライスボウル、富士通30-13関学大」(3日、東京ドーム)

 社会人王者の富士通と学生王者の関学大が対戦し、富士通が勝利した。社会人代表の勝利はこれで2010年大会の鹿島以来8年連続。

 富士通は第1Q、K西村の49ヤードFGで先制。さらにK西村が28ヤードFGで追加点を奪った。その後もQBキャメロン、RBゴードンを中心に着実に前進すると、QBキャメロンからWR中村への30ヤードTDパスを通し、13-0とした。

 第2Q序盤は富士通オフェンスに反則が重なった。ただ50ヤード付近から再びWR中村へのロングパスでTDを奪い、20-0で前半を終えた。

 第3QはRBゴードンのランなどで前進し、29ヤードFGで3点を追加。関学大がRB橋本のランで1TDを返す(TFP2点コンバージョン失敗)が、直後のプレーでQBキャメロンからWR福井への37ヤードTDパスが通り、点差を広げられた。

 第4Q終了間際に関学大に1TDを返されるも、富士通は安定した戦いを見せ、30-13で勝利を収めた。

 優勝が決まった瞬間、選手からドリンクシャワーをかけられた富士通の藤田智ヘッドコーチは、「今年はシーズンを通じて苦しい試合ばかりだったので,気がついたらここまで来たという感じです。結果的にはいいゲームができた。今年はチームの総合力で勝てたシーズンだと思う」と喜びを表した。

 3本のロングパスを決めたQBキャメロンは、「今日はオフェンスラインも素晴らしかったので後ろの私は楽な仕事をさせてもらった。(51ヤードのパスも成功)いつも正確なパスを心掛けて練習をしてきた」などと話すと、日本語で「今日は一番楽しかった。ありがとうございました」とスタンドのサポーターへ感謝の気持ちを伝えた。

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