柔道代表に総合格闘家・青木真也が秘技伝授

柔道男子の日本代表合宿で技術指導する総合格闘家の青木真也(手前右)。中央はベイカー茉秋
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 柔道男子日本代表の強化合宿が23日、都内で行われ、PRIDEなどで活躍した総合格闘家の青木真也(33)が特別講師として参加。関節技の入り方や決め方などを約2時間レクチャーした。

 格闘界の異端児が伝授する秘技に、五輪メダリストたちも目を丸くした。大学までは柔道選手としてジュニアの強化指定を受けた経験もある青木は、柔術やサンボなどあらゆる格闘技を通して研究してきた腕ひしぎ十字固め、手のクラッチの仕方、肩固めなどの技術をレクチャー。「多くの情報を持っている選手が強い」と研究の重要性を説き、「僕が正解というわけではない。こんな人がいるんだと知って、自分が納得できるようなスタイルを考えて欲しい」とアドバイスした。

 井上康生監督は「(青木と)会ったことはなかったが、青木選手の本(「空気を読んではいけない」)を読んで、自分にはない能力があると思った」と評し、選手に対しては「寝技や関節技にはいろいろとヒントがあるし、技術だけでなくプロの意識を学んで欲しい」と効果を期待した。

 リオ五輪90キロ級金メダルのベイカー茉秋(東海大)は「昔からテレビで格闘技を見てて、好きだった青木選手に教えていただき勉強になった」と興奮した様子。「青木選手のようにかっこよく技を決めて勝ちたいが、自分は寝技が得意じゃないので、もっともっと練習したい」と刺激を受けていた。

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