フィギュアの女王メドベージェワが日本のアニメを“再現”と話題

 フランスで開催されている「フィギュアスケート・GPファイナル」の女子シングルで2連覇を達成したロシアのエフゲニア・メドベージェワ(17)が持っていた「おにぎり」が、テレビ朝日などで放送されているアニメ「ユーリ!!!on ICE」のファンの間で話題となっている。9日(現地時間)に行われたSPでのキス&クライ(得点発表を待つ時間)で、メドベージェワはひざの上におにぎりのぬいぐるみを置いていたが、これが「ユーリ-」第6話のワンシーンに似ているという。

 メドベージェワはSPの演技の後、客席から投げ込まれたおにぎりのぬいぐるみを拾い上げて、にっこり。そのままキス&クライにも持って行き、かぶりつくふりをするなど、おちゃめな一面を見せていた。「ユーリ-」第6話では、グランプリシリーズに出場した主人公の勝生勇利が滑走後に、やはり客席から投げ込まれたおにぎりのぬいぐるみを拾い、キス&クライの間に自身の傍らに置いているという場面がある。

 この類似シーンにユーリクラスタ(ファン)がネット上でざわざわ。「メドちゃん流石っす」「おにぎり投げ込んだ人GJ(Good Jobの略)」などと次々と書き込んだ。

 偶然の一致の可能性もあるが、実はメドベージェワはれっきとしたユーリクラスタ。自身のツイッターで勇利のコスプレ画像をアップするなどしている。うわさを耳にした原案の久保ミツロウ氏が、劇中に登場するロシア人スケーターのヴィクトル・ニキフォロフとメドベージェワのツーショットのイラストをアップすると「AAAAAAAAAAAAA CAN I DIE RIGHT NOW PLEASE?!(もう、死んでいい)」と大興奮。GPファイナル開幕直前に第10話を視聴していたことも書き込んでいるだけに、おにぎりも確信犯と見られている。

 「ユーリ-」はフィギュアスケートの世界を題材にしたアニメ作品。現役続行と引退の間で揺れていた勇利と、突然、コーチをかって出た世界選手権5連覇の名選手ヴィクトルとの友情や、ロシア選手のユーリ・プリセツキーとのライバル関係が描かれている。

 なお、メドベージェワが抱いていた猫のぬいぐるみは「美少女戦士セーラームーン」に登場する「ルナ」。ロシアの女王の腐女子っぷりは筋金入りだ。

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